複利パワー

 

こんにちは。

今回は複利についてです。

 

弟子

複利ってなんですか?

師匠

お金の増やし方じゃよ、どんどん増える方法なんじゃ

 

単利

弟子

単利?

師匠

最初に預けたお金に対してのみ増えていく方法じゃ

 

たとえば、100万円を年利10%で運用した場合、1年目は10万円利益がでます。

2年目も10万円利益がでます。

3年目も10万円利益がでます。

元本100万円に対して、3年後は利息×年数分増えていくという単純な増え方ですね。

 

複利

弟子

複利は?

師匠

利益が利益を生むしくみじゃ

 

たとえば、100万円を年利10%で運用した場合、1年目は10万円利益がでます。

この10万円と当初元本の100万円を足した110万円が2年目の元本となり次の利益を生む原資となります。

 

元本と利回りと時間

複利運用をより効果的に行うポイントは「元本」「利回り」「時間」です。

 

「元本」が多いほうが有利です。

10万円の1%だと1000円ですが、100万円の1%だと1万円となります。

「利回り」が多いほうが早く増えますね。

100万円の1%だと1万円ですが2%だと2万円です。

運用する「時間」が長いほうが大きく増えますね。

複利は元本を利回りで運用して時間をかけるごとに増えていくので、時間の効果によって、どんどんその差を広げていきます。

 

72の法則

複利の効果がよくわかるものに「72の法則」があります。

「72の法則」を使うと、利回りと時間でお金の増え方を具体的にイメージすることがます。

「72÷金利」でお金が2倍になる年数がわかります。

 

「3%の利回りでお金を運用した場合、何年で2倍になるか」を知りたいときには、

「72÷3=24」となるので、約24年で2倍になることがわかります。

40歳くらいの人が今から3%をねらっていくと65歳にはお金を2倍に増やせることなります。

 

ちなみに約30年前のバブル時代、定期預金の金利でも6%もあるような時代でした。

6%の利回りでお金を運用した場合、12年で2倍になります。

55歳の人が投資性商品で6%をめざせば65歳過ぎにはお金が2倍になるわけです。

 

1%だと72年。

0.1%なら720年。

 

ところで今の定期預金の金利は0.01%です。

定期預金でお金を2倍にするには何年かかるでしょう?

72÷0.01で7200年!

 

今の金利では、銀行預金をしていても、自分たちが生きている間に元本が2倍になることは無理というわけです。

 

お金を効率的に増やすには、ほんの少し利回りを意識することと、早くからスタートして継続すること。それだけでお金がどんどん働いてくれるのです。

 

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