ジュニアNISAは2023年まで
こんにちは。
今回はジュニアNISAについてです。
2016年に「未成年者少額投資非課税制度」(ジュニアNISA)がスタートしました。
この制度はそもそも2023年までの時限的な制度で、予定どおり2023年をもって終了します。
ジュニアNISAは2024年に廃止されるので、あと2年しか活用できないことになりますが、2022年にジュニアNISAをはじめれば、2年間で160万円の非課税投資枠を活用できます。
新成年年齢の引き下げの影響
2022年4月から成年年齢の引き下げがありましたが、2022年は0歳~19歳までの婚姻歴のない人が利用できます。
2023年は、0歳~17歳で婚姻歴のない人が利用できます。
5年経過しても18歳まで非課税
ジュニアNISAの非課税期間は5年ですが、ジュニアNISAの廃止に伴い、2022~2023年に投資した場合、非課税枠は5年間ではなく子どもが18歳になるまで継続します。
これは5年の非課税期間の終了後、資産を継続管理勘定に移す(ロールオーバー)というしくみです。
そのまま資産を18歳まで継続管理勘定に移しながら保有して、利益がでていても非課税となるのです。
18歳になったらNISAへ移行
2024年以降、ジュニアNISAが廃止となっても、子どもが18歳に到達したら、成人対象の新NISAを活用することができるようになります。ジュニアNISA口座の資産は新NISA口座へ移す(ロールオーバー)ことができます。
つまり、2022年~2023年にジュニアNISAを始めれば、子どもが18歳になるまではジュニアNISAで運用し、その後は新NISA口座へ移行することで、ずっと非課税口座で運用できます。
2023年までは払い出しできない
ジュニアNISAは原則18歳まで払い出しできないという制限があります。
災害等やむを得ない事由による場合には、例外的に非課税での払出しが可能ですが、その際ジュニアNISA口座は廃止することになります。
2024年以降は払い出しできる
2024年以降は払い出し制限がなくなります。いつでもお金が必要な時に払い出しが可能となります。
ただ、払い出しする場合にはジュニアNISA口座を廃止しなければなりません。
ジュニアNISAはあと2年でなくなってしまう制度ですが、今からでも始めるメリットはあります。。