収入合算と住宅ローン控除

こんにちは。

今回は収入合算についてです。

家のイラスト(背景素材)

弟子

収入合算するとたくさん借りられるのですよね

師匠

うむ、ただいくつかポイントがあるぞ

最近の低金利状況下で住宅取得を検討する人も多くなっています。
住宅ローンを組むときに収入合算をすすめられた、という人もいるでしょう。

収入合算とは、夫婦2人の収入を合算してローンを借りることです。

共働き夫婦のイラスト

 

「もう少し借りないと買えないなあ」というときに、1人の収入だけで借りるよりも、収入が多くなるのでより多くの住宅ローンを借りることができます。

住宅ローンが借りられる金額は年収のおよそ5倍です。
収入合算で追加される分の収入については、本人の1/2までなので年収のおよそ2.5倍です。

配偶者が年収100万円とすれば250万円程度、住宅ローン借入額を増やすことができます。

借入をするのはどちらか一方の人。
収入合算した配偶者はローンの連帯保証人となります。

ローンの名義人が返済できなくなったときには、代わりにローンを返済する必要があります。

「借入額が増えれば、希望の家が建つね」
なんてところだけを見るのではなく、万一お互いの収入状況に変化が起きたときのことを想定しておく必要があります。

重い住宅ローンのイラスト

 

収入合算すると、借入額を増やせるので、住宅ローン控除が増えるメリットがあります。

住宅ローン控除は住宅ローンの借入者でないと受けることができないので、妻に収入があって所得税を納税していても、残念ながら住宅ローン減税を受けることができません。

減税に喜ぶ人達のイラスト

 

夫婦共稼ぎの場合、共有名義にして、それぞれがローンを組むという方法があります。
この場合には夫、妻とも住宅ローン減税を受けることができます。

 

妻に収入があるので住宅ローン減税を受けないと損をするのではないかという人も多いかもしれません。
たしかに仕事を続けられれば、夫婦で住宅ローン減税を受けられるメリットがあります。

一方で、育児などで妻が仕事を辞めてしまって、妻の分の返済を夫が続けている人も現実に多く見受けられます。

もし、夫が妻の返済分を負担している場合でも、住宅ローン減税は当初決めた夫が返済する割合しか対象となりません。

このような実情を踏まえて、妻が仕事を続けられる可能性をよく検討したうえで、妻も住宅ローン減税を受けるかどうかについて、住検討をしておくことが重要といえます。

※感想をお寄せください。
感想をいただいた方に「老後資金づくりのポイント(PDF)」をお渡しします。

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