つみたてNISAの投資信託の分配金
こんにちは。
つみたてNISAの投資信託の分配金についてです。
毎月分配型タイプの商品はない
つみたてNISAでは毎月分配型の投資信託は対象外です。
つみたてNISAの対象となる投資信託は安定的な資産形成をめざせる商品となっています。
「頻繁に分配金が支払われない商品」というように法令上の条件があるのです。
決算は年1回が多い
つみたてNISAの投資信託の多くは決算が年1回、あるいは年2回となっています。
分配金なしタイプが多い
投資信託には分配金ありタイプと分配金なしタイプがあります。
つみたてNISAの投資信託は分配金なしタイプが多くなっています。
たとえば、つみたてNISAで毎月10,000円投資信託を購入します。その投資信託は年1回決算とします。
決算で運用収益が1000円となったとします。
1年間の投資元金12万円(10,000円×12ヶ月)に収益1000円を合わせた12万1,000円が、つみたてNISAで引き続き資産運用されることになります。
分配金ありタイプもある
分配金は投資信託の全体の財産(純資産総額)を取り崩して支払われています。
そのため、分配金が支払われると全体の財産(純資産総額)が減少します。
例えば全体の資産が1億円、みんなの口数が1億口の投資信託があったとします。
これは1万口あたり1万円ということです。
決算で分配金が100万円支払われると、全体の財産(純資産総額)は9000万円になります。
みんなの口数は1億口なので1万口あたり9000円になります。
基準価額は9000円です。
「分配金なし」のほうが、そのまま運用に充てる元手が大きくなります。
つまり複利効果が発揮できます。
分配金ありには受取コースと再投資コースがある
「分配金あり」の投資信託の中には、分配金をそのまま現金で受取る「受取コース」と、受け取らずに再び投資に回す「再投資コース」の選択ができるものがあります。
投資に回る資金が多いほど複利効果により収益性は高まります。
分配金を受け取って、投資元本が増えない受取コースより、分配金を再投資して投資元本に充てる再投資コースのほうが増やせます。
分配金あり再投資型は非課税枠が減る
再投資する分配金も、年間40万円の非課税投資枠に含まれてしまいます。
その年に積み立てた金額と分配金の合計が40万円を超えた場合、扱いは金融機関によって異なります。
つみたてNISAの商品を選ぶとき、分配金あり、分配金なし、をチェックしてみましょう。