iDeCo年単位でもっと控除を活用

 

こんにちは。

今回はiDeCoの控除の話です。

 

弟子

iDeCoならきいたことがあります

師匠

掛金が全額所得控除になるんじゃ

 

掛金を年単位で拠出可能に

弟子

ボーナス時だけ掛けられるならできるんだけど・・・

師匠

そういうことができるようになったんじゃ

 

2018年1月からiDeCoの掛金拠出が月単位でなく年単位化されました。

月単位から年単位に変更になることによって、ボーナス月などの余裕がある月に多く掛金を積み立てることが可能になりました。

もともと金額変更は年に1回行なうことができましたが、年に1回ではおサイフ状況に合わせてフレキシブルに変更ができませんでした。

 

年単位で控除を使いやすく

弟子

ボーナス時だけ掛けられるならできそうです

師匠

控除を有効活用できるぞ

 

たとえば自営業の人が毎月3万円の拠出をしているとします。

この人は3万8,000円分、所得控除枠を余してしまっています。

年末に大きく売上が上がったので、過去に遡って掛金を増やして所得控除を使い切りたいと思ってもできません。

年単位制で、掛金の上限額は、各月における1ケ月の上限額を積み上げた金額となり、使い残した限度額は繰り越すことができるようになります。

たとえば自営業(第1号被保険者)の方は以下のようになります。

 

1月の掛金拠出上限額 6万8,000円
2月の掛金拠出上限額 13万6,000円
3月の掛金拠出上限額 20万4,000円
4月の掛金拠出上限額 27万2,000円
5月の掛金拠出上限額 34万円
6月の掛金拠出上限額 40万8,000円
7月の掛金拠出上限額 47万6,000円
8月の掛金拠出上限額 54万4,000円
9月の掛金拠出上限額 61万2,000円
10月の掛金拠出上限額 68万円
11月の掛金拠出上限額 74万8,000円
12月の掛金拠出上限額 81万6,000円

 

たとえば1月にまとめて81万6,000円を拠出することは上限額を超えているためできません。

6月と12月でそれぞれ40万8,000円ずつ年2回で拠出することは上限額内であり使い切っていない枠を繰り越せるのでできます。

 

手数料が安く済む

弟子

ほかにメリットはありますか?

師匠

手数料じゃな

 

年単位化のメリットとしては手数料が安く済むこと。

拠出1回に対しての手数料を拠出回数を減らすことで少なくすることができます。

 

注意点

弟子

注意点はありますか?

師匠

投資信託の購入タイミングじゃな

 

投資信託で運用するときには、購入タイミングを分けたほうがリスクを軽減できるので、拠出回数を検討する際は注意しましょう。

 

ちなみに企業型も同様に年単位化となりますが、企業型は規約の定めによります。

 

※感想をお寄せください。
感想をいただいた方に「老後資金づくりのポイント(PDF)」をお渡しします。

 

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