公的年金はいくらくらい?

 

こんにちは。

今回は公的年金についてです。

 

弟子

公的年金ってなんか不安で・・・

師匠

公的年金がどれくらいもらえるかざっくりイメージしてみようかの

 

 

公的年金は立場によって加入する年金制度が異なり、受取額も異なります。

 

老齢基礎年金は満額で約78万円

弟子

どれくらいもらえるのでしょう?

師匠

簡便計算で概算を出してみようかの

 

20歳~60歳まで、すべての人が加入しているのが国民年金保険で、65歳になると国民年金保険からもらえるのが老齢基礎年金です。

老齢基礎年金は保険料の未納がなくきちんと納めた人で年額約78万円です。

老齢基礎年金は納めた保険期間にひもづいて年金額が計算されるので、未納があると減額されます。

 

1年未納につき年額2万円くらい少なくなります。

 

弟子

なんで1年未納で約2万円少なくなるのですか?

師匠

20歳から60歳の40年納めて78万じゃから、78÷40年で計算したんじゃ

 

自営業者夫婦の場合

弟子

年額78万円って月にすると6.5万円・・・

師匠

それだけで生活するにはきついじゃろう

 

自営業者夫婦の場合、夫が月6.5万円、妻も月6.5万円で月額約13万円になります。

 

専業主婦の場合

弟子

専業主婦は保険料を納めなくても年金がもらえるんですよね?

師匠

そうじゃ、基礎年金分だけじゃがな

 

専業主婦(第3号被保険者)は国民年金保険料を納めていませんが、老齢基礎年金を受け取れます。

満額で年額約78万円(月額約6.5万円)となります。

 

会社員の場合

弟子

会社員だとどうなりますか?

師匠

厚生年金保険料を納めているから老齢基礎年金と老齢厚生年金がもらえるんじゃ

 

会社員・公務員は厚生年金保険料を納めています。

そのため、65歳からは老齢基礎年金のほか老齢厚生年金も受給できます。

老齢厚生年金は、厚生年金の加入期間と、給与や賞与の多寡によって年金額が計算されます。

これは納める保険料が給与や賞与の多寡によって異なるため、それにひもづいて計算されるのです。

 

弟子

どれくらいになるんでしょう?

師匠

簡便計算でサクッと概算を出してみようかの

 

老齢厚生年金の簡単な計算は

5×厚生年金の加入年数×平均年収(百万円単位)×12

ただし、平均年収が1000万を超えるような人は、上限があるため750万としましょう。

平均年収は、37歳くらいの時の年収か、定年時の年収の7割を1つの目安としましょう。

たとえば年収が500万円の人なら

 

5×38年×500×12=114万円となります。

 

弟子

これが老齢厚生年金?

師匠

うむ、これに老齢基礎年金78万円を足すと約192万円(月額約16万円)じゃ

 

会社員の夫と専業主婦の妻なら

夫が192万円、妻が78万円で合計して270万円(約22万円)となります。

 

弟子

老後はこれで生活するのですね

師匠

公的な制度は改正によって変わることもあるじゃろうから早めに老活が必要じゃ

 

 

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