老後、お金があれば死亡保険はいらない?

こんにちは。

老後の死亡保険についてです。

弟子
老後は死亡保険っていらないですよね?
師匠
どうしてそう思うんじゃ?
弟子
子どもたちは独立したし大きな保障はいらないな、と
師匠
それはそうじゃな

死亡保険は、受取人に死亡保険金が支給されるものです。
子育て期の死亡保険金の目的は遺族の生活保障ですが、子供が就職し独り立ちをした後は、その目的での死亡保障はいらなくなります。

相続対策は大丈夫か?

弟子
葬式代のお金があれば保険はもう解約してもいいかなと思ってます
師匠
相続の問題に対策はしておるかな?
弟子
相続対策?
師匠
うむ、そうじゃ

老後の死亡保険は、相続対策の活用にも使えます。

弟子
へ~?
師匠
これからはそんな目的が出てくるぞ

死亡保険は契約者が明確な意思のもと、受取人を指定して契約するものです。

受取人が受け取った保険金は、他の相続財産のように遺産分割の対象にならないのです。

弟子
現預金があれば保険はいらないのでは?
師匠
現預金は遺産分割の対象じゃろ?
弟子
保険は違うのですか?
師匠
保険金は受取人のものなんじゃ

受取人が受け取った保険金は、他の相続財産のように遺産分割の対象にならないのです。

弟子
へ~
師匠
受取人として名義をつけてあげることができるんじゃよ

資産家だけでない相続トラブル

弟子
うちは資産家でもないし、そんなもめないかな?
師匠
相続の問題は資産家だけではないぞ

相続でトラブルになりがちなのは以下のようなケースです。

・財産の多くが不動産で分割するのが難しいケース

・預貯金があまりないケース

・子どもがいなくて兄弟姉妹がいるケース

・相続財産に借金があるケース

・再婚して子供がいるケース

・事業を特定の人に承継させたいケース

・特定の資産を特定の人に相続させたいケース

弟子
なるほど・・・
師匠
資産家でなくても起こりうる問題じゃろう?
弟子
はい、たしかにもめそう・・・
師匠
そのために現預金でなく保険金という形にして受取人に財産移転させるんじゃ

総務省の司法統計データを見ると、遺産分割で裁判所に持ち込まれた案件を金額別にみると、約4割が5000万円以下、約3割が1000万円以下のようです。

資産家だけの問題ではないということです。

相続をスムーズにするために

弟子
死亡保険って子育て期の人が入るものと思ってました
師匠
相続がスムーズにいくために加入しておくのも大事じゃよ
弟子
高齢になってからも加入できるんですか?
師匠
最近は持病などがあっても入れる保険も増えているぞ
弟子
親が今から入れるかな・・・
師匠
80歳や85歳まで入れるものもあるぞ

最近では「限定告知型(緩和型)」といって、簡単な告知項目だけで加入できる死亡保険も増えています。

加入年齢や告知の範囲は各保険会社で異なりますので確認しましょう。

 

 

 

 

 

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