老齢厚生年金のざっくり計算
こんにちは。
今回は老齢厚生年金のざっくり計算についてです。
収支見通しをたてるのは大事じゃぞ
老後にどれくらいの収入が見込めるのかを把握することはとても大事なことです。
報酬に応じた年金額がもらえる
まずは「給与・賞与がどれくらいだったか」によるぞ
給与・賞与が多い人ほど多く保険料を納めとるじゃろ?
うむ、そうじゃ
老齢厚生年金は、給与や賞与などの「報酬」に応じた年金額となるような計算となっています。
加入期間による
そうじゃ、だから加入期間の長さも年金額に影響するぞ
そうじゃ、わかってきたのう
老齢厚生年金は報酬と加入期間によって年金額が計算されます。
勤続1ヶ月でももらえる?
そうじゃ、25年だったのが10年に短縮されておる
老齢基礎年金の10年を満たさないと老齢厚生年金ももらえないぞ
いや、老齢厚生年金分は1ヶ月でもいいんじゃ
なかには厚生年金の加入期間がとても短い人もいるでしょう。
老齢基礎年金の条件である10年の受給資格期間を満たしていれば1ヶ月だけのサラリーマン生活だったとしても
1ヶ月の保険料に応じた年金額が支給されます。
ざっくり計算
そうじゃ、2003年からじゃ
もちろんじゃ。だから2003年を境に計算が違うんじゃ
厚生年金額は「2003年より前の部分で、給与から納めた保険料に応じて計算した金額」と「2003年より後の部分で、給与と賞与から納めた保険料に応じて計算した年金額」の合算額となっています。
係数の小数点などをざっくり省いて簡単にするとこうじゃ
AとBの合計額
A:(給与の月額平均)×0.007×(2003年までの加入月数)
B:(給与とボーナスを月にならした平均額)×0.005×(2003年からの加入月数)
もっと簡単にするとこうじゃ
月収×0.005×加入月数・・・これより少し多い金額
たとえば30万円の人で、40年(480月)加入していると
30万円×0.005×480月=72万円(これより少し多い)
誤差はあるけど、ざっくり計算の方法じゃ
加給年金
厚生年金保険の被保険者期間が20年以上ある人が、65歳時点で生計維持している配偶者などがいるときに加算される家族手当のようなものが加給年金です。
子がいるかどうか、生年月日によっての特別加算などがありますが、ざっくり40万円くらい(39万円)とイメージしておきましょう。
計算は複雑ですが、ざっくりとだいたいの金額だけイメージしておきましょう。