死後事務委任ってなあに?
こんにちは。
今回は死後事務委任契約についてです。
弟子
最近、エンディングについて友人と話すようになりました
師匠
そんな年齢かのう
弟子
自分が死んだ後もなるべく迷惑かけずにしたいなって
師匠
うむ、そうじゃのう
死後の手続きは意外と多い
弟子
友人は身寄りがないんです
師匠
それじゃ、特に考えないといかんのう
弟子
お葬式はいらないって
師匠
そういう人も増えているのう
弟子
あ、でも問題はお葬式だけじゃないですよね?
師匠
うむ、意外と死後の手続きが多いぞ
人が死亡すると、葬儀のことだけでなく、役所への手続き、病院代等の支払い、年金手続き、クレジットカードの解約など、様々な事務手続きが発生します。
弟子
身寄りがいない人って手続きはどうするんだろう?
師匠
誰かに頼んでおくんじゃよ
死後の事務手続きは家族や親族が行うのが一般的ですが、身寄りがいない人は手続きをしてくれる人がいません。
死後の事務手続きを生前に誰かへ委任しておくことができる制度が「死後事務委任契約」です。
誰に頼んでいもいい
弟子
死後事務委任契約?
師匠
うむ、そうじゃ
弟子
誰に頼むものなんですか?
師匠
決まりはないぞ
費用がかかる
弟子
料金がかかるんでしょ?
師匠
それもいくらでお願いするかを決めておくんじゃ
弟子
いつ払うんですか?
師匠
預託金を払うのが一般的じゃ
死後事務は、死亡によって即開始し、遺体の引き取り・葬儀の手配・死亡届など、さまざまな費用が発生します。
そんなときに備えて、一定額を死後事務委任契約時に受任者に対して預託しておくことが一般的です。
内容を決める
弟子
内容も決めないとですね
師匠
死後に変更はできんからのう
弟子
どんなことがあるかな、えーと
師匠
考えられることを書いてみるといいぞ
死後事務委任契約の内容例
(1)親族等への連絡
(2)葬儀、火葬、納骨など
(3)行政への手続き(役所への死亡届、戸籍関係手続き、健康保険や年金の資格抹消申請、その他)
(4)医療費、入院費、老人ホーム施設等の支払い
(5)遺品の整理・処分に関する事務
(6)契約関係の名義変更・解約の手続き
(7)インターネット等デジタル上のアカウント解約、退会手続き
(8)パソコンの内の情報の消去
弟子
いろいろありますね
師匠
生前にできるだけやっておくとよいぞ
死後事務をなるべく減らしてシンプルにしておくことが終活のポイントです。
弟子
友人と話してみます
師匠
うむ、大事なことじゃよ