建てる?賃貸?
こんにちは。
今回は住居費についてです。
住居費が老後まで続くと影響が大きいですよね?
うむ、そういう人も多いじゃろうな
最近は住宅ローンも金利が下がってきています。
これから「家を建てよう」とか「買おう」と思っている人にはとてもいい環境となっています。
ただ、一般的に長く大きな負債を抱えることになりますので、将来設計を立てて検討することが大切です。
住宅の取得と賃貸とどっちがいいんでしょう?
費用面で比較をしてみようかの
「やはりマイホームを持ちたい!」「でも、維持費もかかるし、借金を抱えることになるし、トータルで賃貸のほうがいいのでは?」と悩む人もいるでしょう。
そこで参考までに費用を比べてみました。
「建てる」場合
トータルでいくらくらいかかりますか?
ランニングコストやリフォームまで含めてみてみよう
借入金2000万円、2500万円の物件(建物2000万、土地500万)
年収600万円
金利1.5%の例
① 本来の金額
借入額 | 2,000万円 |
返済期間 | 35年 |
金利 | 1.5% |
月返済額 | 61,236円 |
総返済額 | 2572万円 |
② 最初にかかる諸費用
税金・手数料等 | 2572万円の約7%=180万円 |
③ ずっとかかる諸費用
固定資産税 | 約10万円 35年累計で約300万円 |
火災保険料 | 3万円×35年=約100万円 |
団体信用生命保険料 | 民間ローンや団信付フラット35は不要 |
④リフォーム
外壁・屋根 | 200万円 |
水回り | 100万円×2回=200万円 |
⑤ 税金のメリット
住宅ローン減税 | 約175万円 |
①+②+③+④-⑤
=2572万+180万+300万+100万+200万円+200万円―175万=3380万
いっぽうで賃貸し続けるとどうでしょう?
借りる場合
借りる場合はどれくらいかかりますか?
ずっと賃貸もけっこうかかるぞ
家賃 | 60,000円 |
35年累計+更新料1ヶ月分 | 2520万円+6万円×18回=約2600万円 |
50年累計+更新料1ヶ月分 | 3600万円+6万円×18回=約3700万円 |
一応2年に1度更新することも前提にいれてみました。
結果、あんまり違いはないことがわかりました。
賃貸のほうがとても得だとか、建てるほうが高額だとかということではないのかもしれません。
そこで、今度はメリットとデメリットを考えてみました。
建てるメリット・デメリット
◎メリット
老後に住居費の心配がいらない
資産になる
売却や賃貸して現金を生み出すこともできる
ライフスタイルにあわせて間取りなどを変えられる
●デメリット
建てるときに預金を減らす。
住宅ローンをかかえることになる
メンテナンスや固定資産税など継続的な維持費がかかる
住み替えしづらい
ご近所づきあいがある
借りるメリット・デメリット
◎メリット
預金が大きく減らない
負債をかかえない
住み替えしやすい
自分でメンテナンスする必要がない
●デメリット
定年後も、家賃や更新料、駐車場代などがかかる
資産にならない
亡くなった後、遺族に住居費がかかる
リフォームしたくてもできない
結局はその人、そのご家族の住まい方。どこに価値観をおくか、ですね。
マイホームを持つならいい環境ですので、資金面でも無理なく計画してください。
※感想をお寄せください。
感想をいただいた方に「老後資金づくりのポイント(PDF)」をお渡しします。