認知症保険のポイント

 

こんにちは。
今回は認知症保険についてです。

弟子

認知症・・・とても気になります

師匠

高齢化によって認知症の人が増えているんじゃ

 

 

最近、たくさんの生命保険会社から認知症の保険が登場しています。

選択する際のポイントを押さえておきましょう。

 

主契約なにか?

認知症保険といっても認知症保険という保険に契約するのではなく、医療保険などの主契約に特約として認知症特約を付けるのが一般的です。

弟子

特約・・・?

師匠

医療保険などのオプションなんじゃ

 

主契約としてなんの保険に入る必要があるのか確認しましょう。

 

支払い事由は?

弟子

どれくらいの症状から保険が出るのですか?

師匠

そこは保険会社によって違うんじゃよ

 

保険会社によって支払い事由が異なります

認知症と診断されたら支給されるという保険会社もあります。

要介護1や要介護2以上を満たさないと支給されない保険会社もあります。
また日常生活自立度がⅢ以上でないと支給されない保険会社もあります。

 

弟子

Ⅲってどれくらいですか?

師匠

日常生活に支障があり介護が必要な状態じゃ

 

日常生活自立度とは以下のように基準が定められています。

 

Ⅰ)何らかの認知症を有するが、日常生活は家庭内および社会的にほぼ自立している状態

家族や支援する人がいれば日常で困ることはほとんど変わりなく日常生活が送れるレベル

Ⅱa)日常生活に支障をきたすような症状・行動や意思疎通の困難さが家庭外で見られるが、誰かが注意していれば自立できる状態

道に迷う、買い物時の計算ができないなどの症状が見られるレベル

Ⅱb)日常生活に支障をきたすような症状・行動や意思疎通の困難さが家庭内で見られても、誰かが注意していれば自立できる状態

服薬管理ができない、留守番(電話応対、来客応対)ができないなどのレベル

Ⅲa)日常生活に支障をきたすような症状・行動や意思疎通の困難さが日中を中心に見られ、介護を必要とする状態

常時の見守りや支援(たとえば、着替え・食事・排便・排尿がうまくできない、など)を必要とするレベル

Ⅲb)日常生活に支障をきたすような症状・行動や意思疎通の困難さが夜間を中心に見られ、介護を必要とする状態

Ⅲaよりもさらに徘徊や大声を出すといった症状が夜間でも見られるレベル

Ⅳ)日常生活に支障をきたすような症状・行動や意思疎通の困難さが頻繁に見られ、常に介護を必要とする状態

Ⅲよりも認知症の症状が多い頻度で現れる状態。在宅介護が難しくなり、本格的に老人福祉施設や居住系サービスの利用を検討せざるを得ないレベル

M)著しい精神症状や問題行動あるいは重篤な身体疾患が見られ、専門医療を必要とする状態

せん妄や幻覚が見られるケースや、暴力行為、自損行為などが見られるレベル

弟子

どの程度から支給されるかって大事なんですね

師匠

認知症保険を選ぶときのポイントじゃ

 

 

MCIで支給されるか?

 

MCI(軽度認知障害)でも支給されるかどうかも確認しましょう。

弟子

MCI・・・?

師匠

まだ軽度で、良くなることもあるんじゃ

MCIの段階では適切なケアを行うことで症状が回復したり、認知症の発症を遅らせることができる場合があります。

 

弟子

回復させるための保険になるんですね

認知症保険も支給事由の重さによって、「認知症になってからの経済的負担を軽減するためのもの」か「軽度な段階で認知症を回復させるための経済的備え」なのか意味が違ってきます。

MCI(軽度認知障害)でも支給されるかどうかも確認しましょう。

師匠

支給事由は要チェックじゃよ

 

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